大会長 道信 良子(福井県立大学 教授)

この度、第40回日本保健医療行動科学会学術大会を2026 年6月20 日(土)から6月21日(日)に、福井市において開催することになりました。大会を主催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。 本大会の北陸での開催は初めてであり、皆さまをお迎えすることができますことをうれしく思います。大会場は福井市内の福井市地域交流プラザ(AOSSA)です。 本大会のテーマは「行動科学の『知』を結ぶ――医療人類学、エスノグラフィ、パフォーマンス」としました。本学会は、保健医療行動科学のさまざまな領域を統合している学会であり、その多彩な活動から得られた理論、方法論、実践をもとに、「病いや障がいを生きること」「病いや障がいを生きる人を支えること」そして「人を包むまち」などについて、エスノグラフィやパフォーマンス(創造的実践)も取り入れながら考えてきたいと思います。 日本の保健医療福祉制度は、1986年に本学会が設立されてから40年の間に大きく発展しました。同時に、医療の技術が高度になり、保健医療福祉領域を専門とする行動科学や社会科学の専門家が育ち、人々の健康とウェルビーイングの向上に貢献してきました。 その一方で、日本社会に生きる人々のつながりは希薄になり、孤立や孤独を感じる人も増えています。医療の進歩は、医療によるケアを受けて生活している人と家族が安心して暮らせる社会の仕組みづくりをうながしています。 このような社会背景をふまえて、本大会では、メンタルヘルスや孤立・孤独、さまざまな人をつなぐものは何かについて、アートやナラティヴなども取り入れながら考える場も企画しました。 実行委員一同、多くの学会員、研究者、学生、市民の皆さまの参加をいただき、保健医療行動科学の最新の知見を交換し、ともに学び、語り合い、交流する機会となるよう、本大会を運営していく所存であります。 開催時期となる6月中旬の福井は、あじさいの花がきれいに花を咲かせる時期です。 多くの皆さまのご参加をお待ちしております。